【三次救急の大病院で作業療法士2年目】毅然とした態度がとれず、患者様に無理難題を押し付けられた。でも、それが糧となって人に対しての諦めと、現状と課題を分析する冷静さが身についた。

【三次救急の大病院で作業療法士2年目】毅然とした態度がとれず、患者様に無理難題を押し付けられた。でも、それが糧となって人に対しての諦めと、現状と課題を分析する冷静さが身についた。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
24歳

【当時の職業】
三次救急の大病院で作業療法士として勤務ました

【当時の住まい】
実家の一軒家で家族と居住

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
手の外科領域という、指の切断や末梢神経損傷などを対象とした特殊なリハビリができる病院であった。
その病院には、国内でも有名なDr.がおられたので就職を決めました

【環境と仕事内容】
入院、外来患者のリハビリ。
2年目post新人という立場で、業務の中心は臨床業務のみ。
脳血管疾患、整形外科疾患、手の外科領域、内科外科疾患等の患者様のリハビリ業務でした。
勤務体系は日勤のみ、カレンダー通り、給料は平均より少なめ。
残業はあるが、基本的にはサービスであるため、身体的・精神的にもストレスを感じていた。

【大変だった時期】
勤続2年目の仕事に慣れてきた時




【大変だったこと】
お金持ちの患者様や、その土地の名士の方が多かったためか、特別待遇を希望される方が多かった。
特に大変だったのは、自分を常に一番に思ってほしいと言われる女性の患者様でした。
大丈夫ですか?痛くないですか?と、ほとんど常に声をかけないとクレームが出たので、精神的に辛かったです。
逆にある日は、大丈夫ですか?と聞くと、何度も同じことを聞かないで欲しいと結構大きなクレームとなり、火消しに追われました。
結局、気持ちを寄り添って欲しいということで事なきを得ましたが、当時年齢も人間的にも若かった私は振り回され、大変でした。
他にも、○○ができるようにならないと退院しない、訴えるなど、病状的に無理難題を押し付けられることが多かったように思います。

【大変だった期間】
3年間働いたうちの後半2年間はそんな状況でした。




【当時の心境】
幸運にもスタッフの方は親切でしたし、良い先輩方と上司でした。
常に矢面に立ってくださるような方々でした。
そのため、臨床業務では辛い想いをしたものの、業務終了後や昼休みはリラックスできる時間でした。
心境としては、その時間があるから頑張れるという感じでした。

【職場が大変だった原因】
すべての方がそういったわけではなかったので、人によるという感じでした。
もちろん、私の見た目や態度につけこむ隙があったこともあると思います。
毅然とした態度をとることができなかったのでしょう。




【仕事で良かったこと】
患者様が退院してから、元気な姿をわざわざ見せに来てくれる時はすごく嬉しかったです。
こんなに歩けるようになった、こんなに出来ることが増えた、先生のおかげです。
そのたびに私は、あなたの頑張りが9割で、私が1割くらいですよ、と返答していました。




【特にひどかった最悪の出来事】
某お寺の住職さんをリハビリ担当することになった時の話です。
その方は、その世界ではわりかしお名前の知れた方のようでした。
私は仏教などに疎かったので全く知りませんでした。
まずは、私のことを知っているか?知っているよな?から始まりました。
知らないと返答したことで、関係が最悪のスタートでした。
後に病棟の看護師長から、ウソでも知っていると答えるように!と情報提供がありましたが時既に遅しというやつでした。
リハビリ開始予定時刻の1分でも遅れようなら、今で言うモラハラ発言が5分ほど続きました。
時には他の業務に支障が出るほどでした。
私の病院では、リハビリ担当を変更する文化が無かったので、その方が退院されるまでの半年間は毎日否定されることが日課となりました。




【相談した人・助けてくれた人】
先輩方や上司は常に味方でした。
また、同期も5人いましたので、愚痴や相談は常にできました。
先輩方がウソかホントか知りませんが、自分にもそういうことがあったよ、だから大丈夫、いつか終わる。
そう言われたことを信じて、とにかく頑張りました

【改善のための行動】
初めは否定されるたびに、自分が悪いんだと自責しました。
しかし、精神的にもたなかったため考えを変えました。
この方は病気になって本当に辛い思いをしている。
今までの世界では、持ち上げられて地位も高かったのに、今ではそんなこともない。
この方は、そんな自分を認められず、そのストレスをこちらに向けてるんだ。
悪いのは病気だと。
少しだけマシになりました。




【現在の状況と心境の変化】
それから10年以上経ちました。
職場は変わりましたが、同じ仕事を続けています。
今はそういったこともほとんど無くなりました。
時々あったとしても、抱え込むことなく上手くこなしているような感じもします。
傾聴と共感を行いながら、でも問題に対して、具体的に何をどうクリアすれば一歩踏み出せるのか、目指す目標設定をどうするか。
病気をしたことは変えられないけど、未来は変えられるよという想いで、前向きに過ごせています。

【学んだこと】
歳を取ろうが精神的に幼い人はたくさんいるし、大人って全然アホな人も多くいる。
具体的に考えられない人、愚痴は言うが解決策はやりたくない人、色んな人がいるんやって学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
人は変わらないし、変われないし、そもそも変わりたくないと思っているよとアドバイスします。
人は現実を見ることが嫌で、妄想の世界に生きている人が多くいる、そんな人に現状と課題を考えさせるなんて無理!だって妄想の世界から抜け出したくないんだもん!
大真面目に他人が考えるよりも、ちょっとしたきっかけや、時間が解決できるかもと考えながら、小さな変化を見落とさないことに尽くそうぜ!って言います。