【総合病院の理学療法士】6年目でチームの責任者に。現場を知らない上司との理不尽な戦いに疲労困憊の日々

【総合病院の理学療法士】6年目でチームの責任者に。現場を知らない上司との理不尽な戦いに疲労困憊の日々

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
29歳

【当時の職業】
地域の中核病院に位置する総合病院で、理学療法士として働いていました。

【当時の住まい】
寮で一人暮らしをしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
専門学校卒業後、新卒で就職しました。
理学療法士としてどの分野で働きたいかという明確なものが在学中に見つからなかったため、急性期〜維持期まで様々な患者様をみることができる病院を探し、その病院への就職を希望しました。

【環境と仕事内容】
新卒〜6年目くらいまでは、病院の入院患者様のリハビリに携わっていました。
対象の患者様は、主に整形外科術後の急性期の方、呼吸器疾患や癌で入院中の方、療養病床で長期入院中の寝たきりの方でした。
病院内に訪問リハビリ事業所があり、入職2年目から院内のリハビリと訪問リハビリの兼務という形で訪問リハビリ業務に携わるようになりました。
6年目くらいに訪問リハビリ専属スタッフとなり、訪問リハビリチームの責任者を任されるようになりました。
休日は、入職当初は土日休みの固定休でしたが、数年後に体制が変わり、完全シフト制になっていました。
訪問リハビリは平日のみの稼働のため、訪問リハビリ専属になってからは土日休みの固定休に戻った形になりました。

【大変だった時期】
専門学校卒業後、新卒で就職。
勤続6年ほどで訪問リハビリの責任者を任されるようになり、責任と業務量が増えて大変になりました。




【大変だったこと】
当時の上司が訪問リハビリ経験のない方で、現場を知らないために業務内容や困りごとをうまく共有することができず苦労しました。
また訪問リハビリへの理解がないための、無茶ぶりと思えるような提案を度々受けたりして、その都度説明したり話し合いをするのに多くの時間をとられてしまい、業務量がどんどん膨らんでいきました。
私の伝え方や説明する能力が不足している部分もあったのですが、患者様に対する想いなど価値観が合わない部分が多々あり、上司と話をすること自体がストレスになってしまっていました。
上司は上の方から訪問リハビリに力を入れて収益を上げるようにいわれていたようで、チームの人数に到底合わない件数を目標件数として提案されたり、必要な事務作業時間を削って訪問件数を増やすようにいわれたり、なかなか現場のことをわかってもらえずつらかったです。
そのような業務にたくさんの時間をとられ、残業時間もどんどん増えていきました。

【大変だった期間】
責任者を任されるようになってから退職するまで、1年半ほど続きました。




【当時の心境】
その上司を説得したり現状を説明したりすることに多くの時間をとられ、なんのために働いているのかわからなくなりました。
それでも同じチームのスタッフとはうまくコミュニケーションをとれていて、色々な面でサポートしてもらったので、そのスタッフのためにも頑張ろうと思えました。
また訪問リハビリの仕事自体はとても好きで楽しかったので、現場で利用者様の対応をしているときはつらいことを忘れることができました。

【職場が大変だった原因】
上司とのコミュニケーションがうまくいかなかったことにあると思います。
すべて上司のせいとは言いませんが、周りのスタッフからもあまり評判のよい上司ではありませんでした。
私自身も責任者を任されたばかりで、新しく覚える業務も多々あり、気持ちに余裕がなかったことも大きいと思います。




【仕事で良かったこと】
訪問リハビリの仕事自体はとてもやりがいがあり、これからも続けたい分野だと感じることができたのはとてもよかったと思います。
入職したときに、自分が理学療法士としてどの分野で働くのかを見極めたいと思い総合病院に就職したので、その目標が達成できたと思っています。
また、自分がその上司と戦ったことで他のスタッフが感謝してくれたこともあり、がんばってよかったなと思いました。




【特にひどかった最悪の出来事】
必要な事務作業時間を削って訪問リハビリの件数を増やすようにいわれたときは、あまりの理解のなさに悲しいやら怒りやら色々な感情が沸いてきました。
現状を理解してもらうために資料を作って説明したのですが、全くわかってもらえず揚げ足取りばかりされてしまったような感じで話にならず、悔しかったのを覚えています。
また、2人で話していても結論がでないので、科内ミーティングの議題にして決議してもらったことがあるのですが、その結果上司の考えた案ではなく私の考えた案が採用されました。
その際に、「利用者様のことを考えたらこっち(上司の案)の方がいいのになぁ」と嫌味のような感じで言われてしまい、悲しくなってしまいました。




【相談した人・助けてくれた人】
同じチームのスタッフが優しくとても気遣いのできるスタッフばかりで、色々とサポートしてくれました。
私が忙しいときは代わりに事務作業をやってくれたり、忘れそうな業務があるとさりげなく「この件どうしますか?」と聞いてくれたり、本当に助かりました。

【改善のための行動】
私は言葉で説明することがうまくないので、上司に現状を説明するために必ず資料を作って話し合いをするようにしていました。
また、大事な決定事項は2人だけで話すのではなく、科内ミーティングで議題に挙げて他のスタッフの意見を聞くことにしました。
そのようなときは、他のスタッフが状況をわかってくれていたのでうまく助け舟を出してくれて、よい方向に話を進めることができました。




【現在の状況と心境の変化】
それから1年半後に色々な縁があり他の職場に転職し、現在は6年ほど経過しました。
その後の仕事は楽しかったですし、その時の経験を生かして上司と話をするときは伝えたいことがうまく伝わるように色々と工夫するようになりました。
今は結婚して仕事の優先順位は少し下がっていますが、理学療法士という仕事は好きなので続けていきたいと思っています。

【学んだこと】
人で抱え込まずに周りに助けてもらうことで状況が大きく変わること、人に伝えることの難しさ、コミュニケーションの大切さを学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
理不尽なことをいわれたとしても感情を切り離して、淡々と業務を進めることも大事だと伝えたいです。
また、「わかってもらいたい」と強く思いすぎると疲れてしまうし、相手も構えてしまうので、感情を出し過ぎずに話し方や表情にもっと気を付けてコミュニケーションをとることでもっとスムーズに話が進んだのではないかと思います。
わかってもらおうと相手に期待するよりも、自分の感情をコントロールできるようになったらもう少し楽だったかもと思います。