理学療法士として働き始めて、ぶつかる組織としての役割。自分一人で働いているわけではないと痛感。

理学療法士として働き始めて、ぶつかる組織としての役割。自分一人で働いているわけではないと痛感。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
28歳

【当時の職業】
理学療法士

【当時の住まい】
実家の一軒家で親と同居。
車で1時間の距離に住む彼女と毎晩のように会っていた。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今も同じ職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
給与アップが第一であった。
これから家庭をもつという目標に対して前職はあまりに給与が低水準かつ不安定であった。

【環境と仕事内容】
介護施設で利用者のリハビリを提供。
完全週休二日制で基本的には土日休みだが、配属部署によっては平日出勤となることもある。
利用者は軽度から重度まで幅広く、在宅を目指す利用者が割合として多かった。
就労してから約一年で訪問業務にも関わるようになり、社用車で周辺地域を周ることが多くなった。
リハビリを提供する業務と事務仕事の割合が半々くらいとなった今も、役職はなし。

【大変だった時期】
23歳で転職し、現職場に就職。
病院から介護施設に移り、何もかもが新しい経験となった。




【大変だったこと】
介護保険を取り扱う仕事であるため、基本的には書類業務、会議が病院勤務と比べて非常に多い。
リハビリ提供の合間を縫って書類業務を行うために、どうしても時間外の作業となることが多いが、残業を申請し辛い環境であったため、ほぼ残業代はつかず、同級、同業者の中でも給与は安いと感じた。
病院と比べて外部研修の半ば強制参加や時間外での学習などを強要されるなどはなかったが、介護士、看護師などと密接に関わり合うことから、人間関係での悩みは多い。
職業を超えて、介護、看護業務に関わることも少なくは無く、少数派であるリハビリスタッフが多職種からお手伝いを依頼される場面があった。
お手伝いの幅も広く、利用者とのレクリエーションからトイレ介助まで多岐にわたる。
理学療法らしい仕事を求めていったことで、ギャップに打ちのめされた。

【大変だった期間】
5年前から現在




【当時の心境】
人間関係でのトラブルが多かった中でも、現在もなお転職せず働き続けられるのは、職場以外の周囲の支えがあったことと思う。
残業が少ない分、家庭での時間を充実でき、自身の生活環境も良い方向に変化あったことは間違いない。
おかげで心身ともに健康に過ごせた。

【職場が大変だった原因】
同課ではなく同業他職種との関係性が原因。
年功序列の色が薄い分、自身に求められるレベルが高く感じていたことが、より周囲との不和の原因になったとも思う。




【仕事で良かったこと】
利用者との日常会話やリハビリでの成功体験は自身の成長にもなりやりがいを感じた。
仕事外での学習機会はあまり確保できなかったが、日々仕事に従事するなかで、学べることが多い職場であると感じる。
月に一回程度は嬉しい瞬間があるように感じる。




【特にひどかった最悪の出来事】
自身が原因ではあるが、職場内での委員会活動が疎かになってしまい、施設全体として迷惑をかけてしまったこと。
もちろん手を抜いていたわけではないが、日々の業務に追われて、委員会活動に手が回らず、作業が遅々として進まない状況に陥った。
周囲からは急かされる声を受けて、自身も思い悩んだが、周囲に相談、協力を求められる立場にもなく、一年間は針の筵に立たされている気分であった。
また委員会活動で自身に割り振られた業務も、過多に感じていたが、それすら相談できる人間がいなかった。
それから、自身の計画性のなさや逃げの姿勢に反省をしたが、なにより周囲からの印象や自分の評価をさげた結果は、挽回していくのに時間がかかると感じた。




【相談した人・助けてくれた人】
入職当時は彼女、現在では妻にあたる相手はいい相談役となってくれた。
妻も育児に追われ、全てを相談できる状況ではなかったが、そんな中でも自身を支えてくれたかけがえのない存在であったことは間違いない。
現在もそれは変わりない。

【改善のための行動】
常に全力疾走をしている気分ではあるが、そのぶん周囲が見えていなかったことを痛感している。
周りの協力なしには乗り越えられない壁も多かったと感じているが、自分なりに周囲の声を聞き、同業者、後輩を積極的に助けようという姿勢は忘れなかった。




【現在の状況と心境の変化】
仕事の鉄則であるが、やるべき仕事から目を背けてはいけない。
できるだけすぐ取り掛かるといった教訓は改めて感じている。
現在も同じ職場で働いているが、やはり今回の一件で周囲からは悪印象を与えたことは間違いない。
それを挽回する意味でも委員会活動を始め、自身の手元の業務以外にも、熱心に取り組む姿勢を心がけた。

【学んだこと】
大変な時こそ周囲を確認し、自分で抱え切れるものか、周囲の協力が必要なものなのかを見極めることが大切。



【当時の自分へのアドバイス】
やり残した業務をうやむやにせず、向き合わなければいけない。
やり過ごそうと思っても、必ず誰かが覚えているし、自分の胸にもしこりが残る。
周囲に迷惑をかけてからでは、遅いということを肝に命じなければいけない。
また困った時には身近にいる誰かに相談をする。
自分で抱え込めるものなんてわずかなのだから、人に話すことで楽になることもある。